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米中間選挙は各党の候補者を絞り込む予備選の大半が終了し、9月以降は民主、共和両党が対決する11月の本選に向けた運動が本格化する。両党の「顔」であるバイデン大統領、トランプ前大統領がまず東部ペンシルベニア州に入るのは、接戦が予想される連邦上院選の勝敗を左右する選挙区だとみているためだ。
定数100の上院は2年ごとに約3分の1の議席が改選される。現有議席は民主系50、共和党50と伯仲しており、今回は補選と合わせ35議席が対象となる。両党間の勝敗がほぼ固定化している州も多い中、ペンシルベニア州では競り合っている。
激しい中傷合戦
現職のトゥーミー上院議員(共和党)は引退を表明しており、選挙戦はフェッターマン州副知事(民主党)と、医師で人気健康情報番組の司会者だったオズ氏(共和党)による事実上の一騎打ちとなる。オズ氏は5月の党予備選でトランプ氏の推薦を受け、劣勢を覆して勝ち抜いた。「バイデン対トランプ」の代理対決を象徴する州でもある。
選挙戦では既に双方のネガティブキャンペーンが激化している。…
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