市民は1日1杯飲もう 狭山茶条例案、市議会に提案 埼玉・入間

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
遠くまで広がる茶園風景=埼玉県入間市の金子地区で
遠くまで広がる茶園風景=埼玉県入間市の金子地区で

 狭山茶の主産地・埼玉県入間市は、「おいしい狭山茶大好き条例」案を30日に開会した市議会定例会に提案した。可決されれば10月1日付で施行し、毎年6月第一日曜日を「狭山茶の日」に定める。

 主産地として一層の茶業振興や他地域への周知、茶畑の風景や茶文化を後世につなぐため、条例をつくることにした。「お茶大使」を務めた子どもたちにも意見を聞き、条文をまとめた。

 条例案では、市民、茶業者、市の役割を定めた。市民は、1日1杯狭山茶を飲むなど「狭山茶のある生活」を心がけるとした。茶業者は、茶業、茶文化の振興を図る取り組みを主体的に進めるとする。市は、茶業者の主体的取り組みを支援し、協力して茶文化振興や消費促進、販路拡大を図る▽歴史文化など魅力を広報▽茶畑の風景を保存するのため、茶業持続のため生産環境の向上と製茶技術継承を支援する――を掲げた。

この記事は有料記事です。

残り116文字(全文485文字)

あわせて読みたい

ニュース特集