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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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IAEA、ザポロジエ入り 異例の戦時下、ロシア占拠の原発調査へ

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ザポロジエ州に入ったIAEAトップのグロッシ事務局長(中央)ら視察団のメンバーたち=ウクライナのザポロジエ州で2022年8月31日、ロイター
ザポロジエ州に入ったIAEAトップのグロッシ事務局長(中央)ら視察団のメンバーたち=ウクライナのザポロジエ州で2022年8月31日、ロイター

 ウクライナ訪問中の国際原子力機関(IAEA)の専門家チームは31日、ロシア軍が占拠する欧州最大の南部ザポロジエ原発の現状確認と安全対策を講じるため、ザポロジエ州の州都ザポロジエに入った。原発までは陸路で約100キロ離れており、調査は9月1日以降になる見通し。ロシア側の支配地を通る必要があるうえ、周辺への攻撃は続いている。異例の戦時下の調査には困難が伴いそうだ。

 自らチームを率いるIAEAトップのグロッシ事務局長は首都キーウ(キエフ)を出発する際、記者団に「状況を評価し、できる限り安定化させる。非常に重要な任務」と述べ、数日間滞在する見通しだと明らかにした。IAEAのチームが戦闘中の地域に入るのは初めてだとし、ロシア、ウクライナ双方から安全の保証を得られていると強調した。

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【ウクライナ侵攻】

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