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高層ビルの上層階にゆっくりとした長く大きな揺れをもたらす「長周期地震動」について、気象庁は2023年2月1日から緊急地震速報の対象に加える。発生を予測し、4段階で揺れの大きさを示す「長周期地震動階級」の上位2階級(階級3と4)が想定される地域を対象に発表する。近年は大都市圏を中心に高層ビルが増加し、長周期地震動の影響を受ける人が急増していることなどから、気象庁が準備を進めていた。担当者は「ビルの利用者にも身を守る行動を取ってもらいたい」としている。
長周期地震動は地震の規模を示すマグニチュード(M)が大きな地震で発生し、震源から遠く離れて震度が大きくない場所でも起きるのが特徴だ。階級は13年に定められ、上から2番目の階級3は立っていることが困難で、階級4だと床をはわないと動くことができないほどの揺れとされる。東京、名古屋、大阪の3大都市圏は、軟弱な地盤が広がっているため影響を受けやすいという。
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