かかと、裏表、左右ない靴下 大阪のアパレル、視覚障害者ら支援

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裏表のない靴下を販売している「ouca(オウカ)」代表の田村優季さん=大阪市西区九条南2で2022年6月22日午後3時55分、長崎薫撮影
裏表のない靴下を販売している「ouca(オウカ)」代表の田村優季さん=大阪市西区九条南2で2022年6月22日午後3時55分、長崎薫撮影

 年齢や国籍、障害の有無に関わらず、誰もが問題なく使える「インクルーシブデザイン」によるものづくりを利用者とともに進めているアパレルブランド「ouca(オウカ)」(大阪市西区)が、はく方向や裏表のない靴下「minamo(ミナモ)」を販売している。【長崎薫】

 かかとがない筒状のため、どの方向からでもはける。ふくらはぎにかけて少し広がるテーパー状で、特殊な編み方を施すことでふくらはぎにフィットしてズレにくく、締め付け感を軽減した。カラーは4色だが、左右を色違いではいても違和感のないデザインになっている。「脱いだまま洗濯しても、すぐはけるので楽です」と同社代表の田村優季さん(34)。自身も敏感肌のため、ウールやコットンを使用するなど、肌ざわりにもこだわったという。

 商品開発のきっかけは全盲の友人から「靴下やタイツの左右や柄がわからないから何とかしてほしい」と相談を受けたこと。視覚障害のある人たちにアンケートをすると「かかとが上や横になったりして、はくのに時間がかかる」「しめつけがきつくて長時間はけない」などの意見があがった。田村さんは、それらを解決できる靴下の開発に乗り出したが「靴下は作ったことがないし、どこに何を聞いたらいいのかわからない」という手探り状…

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