NHK「都庁キャップ」が過労死 長時間労働解決されず

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NHK放送センター=東京都渋谷区で2019年3月、嶋野雅明撮影
NHK放送センター=東京都渋谷区で2019年3月、嶋野雅明撮影

 NHKは2日、2019年10月に40代の男性管理職が死亡した事案があり、東京労働局渋谷労働基準監督署が今年8月に労災認定したと発表した。NHKは「長時間労働による負担があった」と過労死と判断した。

 男性は首都圏放送センター(現・首都圏局)に所属し、東京都政の取材を統括する「都庁キャップ」という立場だった。NHKでは13年、この男性同様、首都圏放送センター所属で都庁担当の記者だった佐戸未和さん(当時31歳)が自宅で死亡し、同労基署は14年、佐戸さんの死は長時間労働が原因として労災認定していた。今回、いまだに長時間労働が解決されていない実態が浮かび上がった。

 この日、NHKは人事・労務担当の安保華子理事や、堀部敏男・メディア総局メディア戦略本部専任局長らが記者会見。男性は死亡当時、東京オリンピック関連や参院選、関東地方に被害が出た台風の取材などに携わっていた。19年10月、男性が起床してこなかったため、家族が異変に気づいて病院に搬送されたが、その後死亡。職場では前兆などは把握されず、前日も出勤していた。持病や死因について、NHKは「遺族の要望」として…

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