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バイデン米大統領(民主)が11月の中間選挙に向けて、トランプ前大統領(共和)や共和党のトランプ派への非難を強めている。「半ばファシズムのようだ」「国の土台を脅かす過激主義の象徴」と言葉がエスカレートしており、共和党からは「分断をあおっている」と反発を受けている。
バイデン氏は1日の演説で、2020年大統領選の「不正」を根拠なく訴えるトランプ派を「選挙否定論者」と断じ、「憲法を尊重せず、法の支配を信じず、自由な選挙の結果の受け入れを拒んでいる」と批判した。中間選挙や24年の次期大統領選を巡っても「彼らは勝てなければ、『不正な選挙だった』と訴える。そんな状況では民主主義は存続できない」と危機感を表した。8月25日には民主党の集会で「トランプ氏だけでなく、MAGA(マガ=トランプ派)の考え方は、半ばファシズムのようだ」と述べた。
しかし、「分断の解消」を掲げて大統領に就任しただけに、トランプ氏のスローガンを指して「MAGA(『米国を再び偉大に』の意味)」とトランプ氏の支持者全体をこき下ろす論法には批判も出ている。クルーズ上院議員(共和)は1日の演説を受けて「(トランプ氏を支持する)何百万人もの米国民を中傷した」と指摘した。
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