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奥行きのある2段の養鶏ケージの間を、男性が機具をレールに載せ、片手で押して歩くモノクロ写真を見せてもらった。養鶏業を営んでいた創業者の吉田八五郎さんが発明した手押し給餌機だ。飼料が入ったタンクからパイプが伸び、両側の餌入れの樋(とい)に同時に給餌できる機具で、一日に数回、手作業で飼料をまく負担が相当軽減されただろう。
この発明を基に1958年に創業。65年に法人化して採卵養鶏機具専門メーカーとして研究開発を重ね、現在の全自動養鶏システムを作り上げた。優れた成果を上げている全国の中小企業を表彰する「グッドカンパニー大賞」で、2018年度に最高賞のグランプリに選ばれている。
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