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フィギュアスケートのジュニアグランプリ(GP)シリーズが欧州各地で毎週のように開かれています。トップスケーターへの登竜門となるシリーズ大会です。本日の主人公ももちろん、かつて出場していました。13年前のきょう9月11日、ポーランドで開かれた大会のショートプログラムで首位に立ち、翌日優勝を遂げたのを足がかりに、そのシーズンのジュニアGPファイナルを当時史上最年少の14歳11カ月で制覇。続く世界ジュニア選手権で優勝と羽ばたいていきました。【東京運動部・倉沢仁志】
影響の大きさは依然として計り知れない。男子でオリンピック2連覇を果たし、7月にプロ転向を表明した羽生結弦さん(27)のことだ。
1カ月前の8月10日に練習の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信して大きな反響を呼んだ。準備運動やスケート靴を履くところから、氷上での練習まで約2時間。拠点とする「アイスリンク仙台」(仙台市)へ会場入りを許された報道陣は固唾(かたず)をのんで見守っていた。競技大会前の公式練習に似た緊張感すら覚えた。
約1時間、観戦スタンドや手すりなども使いながら入念に体をほぐすと、いざ氷上へ。リンクサイドの至近距離で初めて見たクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の回転の速さ、そして着氷音に改めて驚いた。4回転―3回転の華麗な連続ジャンプには羽生さんが降りるタイミングに合わせて、私も勝手に体が上下に動いてしまった。練習とは思えないほど真剣なまなざしで、羽生さんは己の世界へと入っていった。
当日は約10万人がリアルタイムで視聴した。配信後も再生回数は伸び、1カ月足らずで300万回を突破した。毎日10万回以上、再生されている計算になる。
公開練習は告知段階から「SharePractice」と銘打たれていた。共有や分かち合うといった意味の「Share」と、練習を表す「Practice」。羽生さんはこの二つの単語の間に、スペースをあえて入れていない。…
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