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線状降水帯生む 海と大気の「前線」 三重大・立花教授ら調査

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 潮流の影響で温度の異なる海水と空気の塊が生じ、水面付近でぶつかり合う“前線”のようになることで豪雨が誘発される可能性があることが、立花義裕三重大教授(気象学)らの調査で分かった。

 上昇気流が生まれて大気中の水蒸気が上空に押し上げられ、積乱雲や線状降水帯の源となっているらしい。立花教授は「豪雨を正確に予測するために、海洋上の観測を増やすことが不可欠だ」と訴えている。

 線状降水帯の発生原因を探るため、6月中旬から7月上旬にかけて東シナ海で海水温や大気中の水蒸気量を観測した。

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