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安倍元首相銃撃事件を機に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に改めて注目が集まっています。

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幹部椅子の萩生田氏「身内と思っていた」 元信者証言との相違

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2014年10月に東京都八王子市であった旧統一教会主催イベントの式次第。「来賓挨拶」には萩生田光一氏の名がある=鈴木エイト氏提供(画像の一部を加工しています)
2014年10月に東京都八王子市であった旧統一教会主催イベントの式次第。「来賓挨拶」には萩生田光一氏の名がある=鈴木エイト氏提供(画像の一部を加工しています)

 大ホールを埋めた800人の教団関係者を前に、来賓として紹介された萩生田光一衆院議員は、笑顔でこうあいさつしたという。「いつも皆さまに勉強させていただいています」。2014年10月、萩生田氏の地元・東京都八王子市の芸術文化会館では、世界基督教統一神霊協会(統一教会)多摩東京教区が主催するイベントが開かれていた。

 世界平和統一家庭連合へと名称変更される前年に開かれた「祝福原理大復興会」という名称のこのイベントは、教団が掲げる「祝福結婚」の意義を広める目的があった。イベントに信者として参加し、現在は脱会している女性は「萩生田さんの話は、教区長による主催者あいさつの直後だった。私たちは萩生田さんが国政に復帰した2年前の衆院選で必死に応援したから、出席はそのお礼でもあるんだろうと。現職の国会議員に来てもらい、雰囲気は盛り上がった」と振り返る。

 イベントの最後には、当時の会長による講演もあった。萩生田氏のあいさつには、大きな拍手が起きたという。

 自民党は8日、党所属の全国会議員に求めていた教団との関係の点検結果を公表した。結果が注目されていた一人が、安倍晋三元首相を側近として支え、現在も党三役の政調会長を務める萩生田氏だった。党の会見で配られた資料には、「関連団体の会合に出席しあいさつ」「教団主催の会合に出席」「政治資金規正法上要公開の会費類支出」「選挙でのボランティア支援」の4項目にその名があった。

 萩生田氏を巡っては、14年のイベント出席のほかにも、教団との接点が明らかになってきた。今年6月には、直後に控えていた参院選に出馬予定だった生稲晃子氏と、教団の八王子家庭教会を訪問。資金管理団体「はぎうだ光一後援会」と、萩生田氏が代表を務める自民党東京都第24選挙区支部は12~19年に計6回、教団の関連団体「世界平和女性連合」に計9万円を会費として支出していた。

 ただ、萩生田氏は一貫して教団本体との関係を否定してきた。

 8月2日の記者会見では、14年のイベント出席を認めつつ「(教団主催と)承知のうえでのお付き合いではなかった」と釈明。生稲氏との教会訪問も、同18日に党本部で記者団の取材に認めたうえで「お付き合いがあったのは『世界平和女性連合』。女性連合の皆さんがお集まりだという認識で行った」と説明した。

 世界平和女性連合は旧統一教会の関連団体だが、「(世界平和統一家庭連合と)名称は非常に似ているのでそういう思いはあったが、あえて触れなかった」とも語った。会費は「ボランティア活動をしている団体の応援のため、チャリティーパーティーへの参加費という形でお支払いした」という。

 こうした説明に、元信者の女性は首をかしげる。…

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