証券営業「どぶ板」今は昔 AI駆使して「スマート」に

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みずほ証券渋谷支店の岡本悠司課長(左)と話す須原敏仁支店長=東京都渋谷区で2022年7月25日午後5時4分、佐久間一輝撮影
みずほ証券渋谷支店の岡本悠司課長(左)と話す須原敏仁支店長=東京都渋谷区で2022年7月25日午後5時4分、佐久間一輝撮影

 泥臭いイメージの大手証券の営業スタイルが大きく変わろうとしている。客の懐に飛び込む「対面」形式が強みなのは変わらないが、人工知能(AI)を駆使してずいぶんスマートになっていると聞き、営業現場を訪ねてみた。

合言葉は「営業を科学する」

 東京都渋谷区のみずほ証券渋谷支店。同社でトップ3に入る大規模店には、個人営業を専門とするウェルスマネジメント部がオフィスを構える。11の課に分かれ約60人の部員が青山や六本木、目黒などに住む富裕層を中心に担当しており、5課の岡本悠司課長(34)は「AIからヒントを得て、営業スキルやセンスの底上げができている」と、新たなシステムの効果を実感している。

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