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小麦価格が高騰する中、宮崎県高千穂町の棚田で栽培された米粉が注目されている。コメの生産から販売まで手がける同町の岩戸精米では、新型コロナウイルス禍で需要が落ち込んだコメの消費拡大に向けて米粉への転換を加速させ、今夏から地元で売り出している。
本格的な製造・販売に乗り出したのは、岩戸精米を営む佐藤亮次さん(39)、有美さん(39)夫妻。世界農業遺産地域にも認定されている高千穂の棚田の耕作放棄を防ごうと、約5ヘクタールで稲作を続け、自社で精米もして販売している。
しかし、新型コロナ感染拡大の影響で県内を代表する観光地・高千穂町の観光客も激減。2020、21年は地元の旅館やホテルに納めていた米も約8割が減り、多くの在庫を抱えてしまった。
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