高知に「こけら寿司」専門店 ハレの日に欠かせない伝統の味とは
毎日新聞
2022/9/9 06:45(最終更新 9/9 19:16)
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高知県民でも知る人ぞ知る土佐の寿司がある。名は『こけら寿司』。焼きサバやニンジンを使った素朴な押し寿司だ。高知市内に2022年8月、専門店が新設され販売が始まった。食材もメニューも豊富な高知でなぜ今、こけら寿司なのか。その歴史と伝統の継承を目指す動きに迫った。
8月11日、“こけら寿司完全復活”と少し大げさに称したお披露目会が高知市尾立にある古民家で催された。
ユズ酢に焼きサバのほぐし身を混ぜた「酢にごし」で仕上げた酢飯の上に、シイタケ、ニンジン、錦糸卵、ニンジンの葉といった具材が並ぶ。色鮮やかで、口にすると、ユズ酢の爽やかな香りがいっぱいに広がった。
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