薬害被害者執筆の副読本「薬害を学ぼう」 厚労省が高校生に配布

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全国の高校に配布された副読本「薬害を学ぼう」
全国の高校に配布された副読本「薬害を学ぼう」

 薬害の被害者団体が執筆に携わった副読本「薬害を学ぼう」について厚生労働省が今年度、全ての高校生に初めて配布した。新科目「公共」が新たに必修となり、新学習指導要領の解説にも盛り込まれたことを受け、薬害をより深く知ってほしいという狙いだ。薬害を学ぶ重要性を訴えてきた被害者団体は「子どもたちが将来、被害者にも加害者にもならないように」と願っている。

 副読本は、薬害の被害者らでつくる全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連)を中心に執筆し、厚労省が作成した。薬害の背景、被害者の声、原因と防止策などを記載している。1980年代に問題となった血液製剤による薬害エイズ事件では、危険性を知りながら販売を続けた製薬会社や、有効な対策を取らなかった国の姿勢に触れている。

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