旧統一教会関連月刊誌に現職国会議員35人　関係深める「足がかり」に　7割が自民、閣僚も4人

　自民党は党所属国会議員に実施した世界平和統一家庭連合（旧統一教会）や関連団体との関係を巡る点検で、接点があったと回答したのは179人と公表した。だが、調査はあくまで「自己申告」。本紙が教団と関係が深いとされる月刊誌の過去約26年分を調べてみると、首相経験者や閣僚など大物国会議員がゾロゾロ出てきた。4閣僚を含む現職議員35人にアンケート形式で取材を申し込むと――。

　1975年創刊の日刊紙「世界日報」を発行する世界日報社（東京都中央区）。ホームページには「特定の団体組織の機関紙ではない」とある。同社に聞くと、旧統一教会創始者の文鮮明（ムンソンミョン）氏が「創刊提唱者」、教団との資本関係は「非公開」、人事交流については「機密保持規定があり回答できません」と答えた。