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熱海土石流

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日、大規模な土石流が発生。災害関連死を含む27人が犠牲、1人が行方不明に。

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長雨で地下水入り崩落 県調査委が最終報告書 /静岡

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2021年7月の大規模土石流により、盛り土が崩落した現場=静岡県熱海市伊豆山で2022年6月3日、深野麟之介撮影
2021年7月の大規模土石流により、盛り土が崩落した現場=静岡県熱海市伊豆山で2022年6月3日、深野麟之介撮影

 熱海市で2021年7月に発生した大規模土石流を巡り、起点の土地にあった盛り土が崩落した原因を調べる県の調査委員会は8日、「長雨の影響で、不適切に造成された盛り土内部に地下水が入り込み、土砂が柔らかくなって崩落した」とする最終報告書を公表した。盛り土崩落のメカニズムについて、県が公式の見解を示すのは初めて。

 報告書がまとまったことを受け、土石流の検証を担当する県の難波喬司理事は「同じ災害を二度と発生させないため、今回の内容を参考に(今後の)行政対応を進めたい」と述べた。

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