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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ザポロジエ原発、唯一稼働の1基が停止の可能性 IAEAが声明

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ロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポロジエ原発=2022年9月1日、ロイター
ロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポロジエ原発=2022年9月1日、ロイター

 ロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポロジエ原発について、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は9日の声明で、外部から安定した電力供給が再開する可能性が低いため、原子炉6基の中で唯一稼働している6号機が停止する可能性があると明らかにした。そのうえで、原発周辺の安全を確保する「保護区域」をただちに設置することが原発事故を防ぐ唯一の方法だと訴えた。

 同原発は、周辺で続く砲撃によって外部の送電網から切り離されるなどし、6号機を低出力で稼働させて施設内の電力を賄っている。グロッシ氏によると、原発が立地するエネルゴダール市では8日、砲撃で電気系統が破壊されて停電が発生。上下水道も止まった。このため原発職員の安全な作業が困難になり、原発を運営するウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムは、6号機の停止を検討しているという。グロッシ氏は声明で、原発周辺…

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