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ヒットアプリ「ダブル計算機」って?開発者は定年後の63歳男性

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左の電卓で89×15=1335を計算し、「→」をタップすると1335が右の電卓に表示され、そのまま計算を続けられる仕組みになっている(写真1)
左の電卓で89×15=1335を計算し、「→」をタップすると1335が右の電卓に表示され、そのまま計算を続けられる仕組みになっている(写真1)

 一つの画面に二つの電卓が並ぶいっぷう変わったアプリが、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」と、タブレット端末「iPad(アイパッド)」で公開され、人気を呼んでいる。その名は「ダブル計算機」。開発したのは、兵庫県の63歳の男性だ。リリース後しばらくはダウンロード数が伸び悩んだが、ある改良を加えたことで数が大幅に増えた。その一工夫とは――。【後藤豪】

 まず、機能を確認しておこう。画面中央に表示される「→」や「←」の矢印キーをタップすると、計算結果をもう一方の電卓に移すことができる。たとえば、片方の電卓で「89×15=1335」を計算し、矢印キーをタップすることで計算結果の「1335」がもう一方の計算機に表示される(写真1)。そこから計算を続けられる。入力した計算式が表示されたままなので、ミスに気づきやすい。

 また、それぞれの計算機で別々の計算をすることも可能だ(写真2)。この機能を使えば、スーパーで買い物している時、「グラム単位ではどちらが安いか」などと価格を比べたい場合に役立つ。

 アプリを開発したのは兵庫県西宮市の上田博之さん(63)。大学では機械設計を学んだ。長年勤めた自動車会社では、トランスミッション(変速機)の設計など主に技術畑を歩み、60歳で定年を迎えた。

 上田さんは元々、アイフォーンの熱烈なユーザーだった。定年後、時間に余裕ができたため、プログラミング言語「スウィフト」の勉強を本格的に始めた。自分が「こんなものがあったらいいな」というものをいつかスマホアプリで作りたい――。そんな思いを持っていたからだ。

 目を付けたのが電卓だった。…

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