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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ゼレンスキー大統領、イジューム奪還を宣言 ロシア軍は「大敗」

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戦闘で破壊されたロシアの戦車のそばを通り過ぎるウクライナ軍兵士=ウクライナで2022年9月11日、AP
戦闘で破壊されたロシアの戦車のそばを通り過ぎるウクライナ軍兵士=ウクライナで2022年9月11日、AP

 ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、ウクライナ北東部ハリコフ州の都市イジュームをロシア軍から奪還したと宣言した。ロシア国防省も10日、イジュームから軍を撤収させたと明らかにした。イジュームはロシア軍が人員や物資を戦線に送る拠点として利用していた東部の軍事的要衝。ロイター通信は、ロシアにとって3月の首都キーウ(キエフ)周辺からの撤退以来の「大敗」と伝えている。

 ウクライナ軍は9月上旬以降、ハリコフ州で急速に奪還地域を拡大。3000平方キロ以上を取り戻したとしている。同州北部にも進軍し、11日には「露国境まであと50キロに迫っている」と明らかにした。米シンクタンク「戦争研究所」は同日、ウクライナ軍がハリコフ州の大半の地域を奪還したとの分析を発表。米国製の高機動ロケット砲システム「ハイマース」などの武器を「最大限に活用し、優れた戦術を使った」と指摘した。

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