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状況再現、下着の提出…性被害に遭った弁護士が実感した心的負担

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自身が被害に遭った性犯罪事件の判決後、記者会見で「生身の人間が被害に遭ったことを分かってほしい」と語る青木千恵子弁護士=東京・霞が関で2022年9月1日午後4時6分、志村一也撮影
自身が被害に遭った性犯罪事件の判決後、記者会見で「生身の人間が被害に遭ったことを分かってほしい」と語る青木千恵子弁護士=東京・霞が関で2022年9月1日午後4時6分、志村一也撮影

 東京弁護士会所属の弁護士、青木千恵子さん(45)は約2年前、自身が強制わいせつの被害に遭い、直後に警察で事情を聴かれた。犯罪行為を立証するのに不可欠な捜査手続きだと頭では分かっていた。だが、しばらくして、被害当時の状況や警察官とのやり取りを思い返すと体が拒否反応を起こすようになった。被害者の立場から実感した深刻な性犯罪被害の現実――。青木さんは法律家として、被害者の心の負担を少しでも軽減したいと心を砕く。

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