静岡・川勝知事とJR東海社長が会談へ リニア部分開業を議論か

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未着工のリニア中央新幹線静岡工区を巡り、会談した川勝平太・静岡県知事(中央左)と金子慎JR東海社長=県庁で2020年6月26日午後1時28分、山田英之撮影
未着工のリニア中央新幹線静岡工区を巡り、会談した川勝平太・静岡県知事(中央左)と金子慎JR東海社長=県庁で2020年6月26日午後1時28分、山田英之撮影

 リニア中央新幹線(品川―名古屋間)の南アルプストンネル静岡工区(8・9キロ)を巡り、着工を認めていない静岡県の川勝平太知事と、JR東海の金子慎社長が13日に県庁で会談する。会談は2020年6月以来で、JR東海が申し入れた。川勝知事が主張している甲府―神奈川間の部分開業案などについて意見交換する見通し。品川―名古屋間の27年開業が極めて困難となる中、JR東海が局面を打開できるのか注目される。

 静岡県は今年7月、沿線都府県で構成するリニア中央新幹線建設促進期成同盟会に加盟。川勝知事は8月の記者会見で「できるところからやっていく以外、建設を促進する方法はない」と部分開業に言及した。一方、今月7日には相模原市で建設中の神奈川県駅を視察後、工事の進捗(しんちょく)状況を根拠に27年開業は困難という見方を示していた。

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