埼玉県立浦和第一女子高/6 作家 須賀しのぶさん /東京
毎日新聞
2022/9/14 地方版
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最もいとおしい時期 作家 須賀しのぶさん=1990年度卒
近現代の東欧を舞台にした小説などで各種の文学賞を受賞している作家の須賀しのぶさん(49)=1990年度卒=は埼玉県立浦和第一女子高校時代、ひたすらドイツの歴史に関する本を読んでいました。2年生だった89年11月9日、ベルリンの壁が崩壊したことに衝撃を受け、好きな歴史を究め、文章を書いていきたいという夢が固まったと言います。【坂本高志】
両親の影響で、小さな頃から本が好きでした。小学生高学年で、家にあったトルストイの「戦争と平和」などを手にとっていました。中学生時代はトーマス・マンやニーチェを読み、次第にドイツへの関心を持ちました。共有できる仲間もおらず、むしろ周囲には隠していましたし、孤独感を抱えていました。
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