「長生きしてね」パンダ永明30歳に 人間なら90歳 和歌山・白浜

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「HAPPY BIRTHDAY」などとかたどった氷をプレゼントされた永明=和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで2022年9月14日午前9時12分、竹内之浩撮影
「HAPPY BIRTHDAY」などとかたどった氷をプレゼントされた永明=和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで2022年9月14日午前9時12分、竹内之浩撮影

 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」の雄のジャイアントパンダ「永明(エイメイ)」が14日、30歳の誕生日を迎えた。園によると、人間に換算すれば90歳程度で、飼育下で生存する雄のジャイアントパンダでは世界で2番目の高齢という。この日は休園日だったが、150人限定で特別イベントが開催され、来園者は永明の更なる長寿を願った。

 永明は94年、中国から来園。2008年に死んだ梅梅(メイメイ)や、良浜(ラウヒン)(22歳)との間に16頭の子をもうけ、孫やひ孫まで含めると40頭以上の一大ファミリーになる。14年には、飼育下で自然交配して繁殖した世界最高齢のジャイアントパンダとなり、その後も3度記録を更新した。食べるスピードは以前より遅くなったものの、現在も一日に10~20キロの竹を食べ、健康状態は良好という。

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