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昨今、芸術文化界で発生したハラスメントへの告発が相次いでいる。特に映画や演劇におけるハラスメントは世間に広く知られることとなった。こういったハラスメントの問題に一足早く取り組んできたのが「表現の現場調査団」だ。分野の垣根を越え、現場で働くアーティストや研究者らによって構成されている。
美術、演劇、映画、文芸、音楽、デザイン、建築、写真、漫画などの表現に関わる分野を調査対象とし、ハラスメントなどの実態を横断的に調査することで表現に携わる業界全体に連帯の輪を広げ、すべての人々に平等に開かれた現場が作られることを目指す。
初年度に行われた調査は、業界内でのハラスメント被害の実態を被害者の属性と共に明らかにした。この結果は「『表現の現場』ハラスメント白書2021」で明らかにされ大きな反響を呼んだ。そして、第2弾の調査として取り組んだジェンダーバランス調査の結果を先月、白書として発表した。
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