特集

安全保障

日本周辺の安全保障環境が厳しさを増しています。政治や経済、外交など、日本の針路を考えます。

特集一覧

米国防長官「強い支持」 日本の反撃能力保有や防衛費増額に

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
米ワシントン郊外の国防総省で、オースティン国防長官(中央右)の出迎えを受ける浜田靖一防衛相=2022年9月14日午前11時6分、秋山信一撮影
米ワシントン郊外の国防総省で、オースティン国防長官(中央右)の出迎えを受ける浜田靖一防衛相=2022年9月14日午前11時6分、秋山信一撮影

 浜田靖一防衛相は14日(日本時間15日未明)、オースティン米国防長官とワシントン郊外の国防総省で会談した。浜田氏が、年末までに予定する国家安全保障戦略など安保関連3文書の改定、相手国のミサイル発射拠点などをたたく「反撃能力」の保有、防衛費の増額に向けた検討状況を説明し、オースティン氏は日本の防衛力強化の方向性に「強い支持」を表明した。自衛隊と米軍が収集した情報の共同分析や、敵の極超音速ミサイルを迎撃する技術に関する共同研究の検討を始めることでも一致した。

 浜田氏は会談で、国家安保戦略などの改定に向けて「反撃能力を含めたあらゆる選択肢を検討し、防衛力を抜本的に強化する。裏付けとなる防衛予算の相当な増額に向けて取り組む」と表明した。オースティン氏は「日米同盟の現代化や統合抑止の強化を共同で進めていきたい」と述べた。

この記事は有料記事です。

残り779文字(全文1140文字)

【安全保障】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集