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東京五輪汚職

東京オリンピックを巡る汚職・談合事件で、大会組織委元幹部らが逮捕。祭典の裏で何が。

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KADOKAWA会長、賄賂性認識か 「指摘あり名目変更」社員報告

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記者の質問に答えるKADOKAWAの角川歴彦会長=東京都千代田区で2022年9月5日午後3時、吉田航太撮影
記者の質問に答えるKADOKAWAの角川歴彦会長=東京都千代田区で2022年9月5日午後3時、吉田航太撮影

 東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で、贈賄容疑で逮捕された出版大手「KADOKAWA」会長、角川歴彦(つぐひこ)容疑者(79)が、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=側への送金前に、社員から「社内の弁護士から賄賂に当たる可能性を指摘され、送金名目を変更した」と報告を受けた疑いがあることが関係者への取材で判明した。社員は東京地検特捜部の任意聴取にもこの経緯を供述している模様だ。

 特捜部は、この報告に用いられた社内資料を押収しているとされ、社員の供述と合わせて会長の賄賂に対する認識の立証が可能と判断し、逮捕に至ったとみられる。一方、関係者によると、角川会長は「部下から送金の報告は受けたが、スポンサー選定の謝礼とは聞いていない。元理事の知人の会社に送金したもので、元理事に資金提供した認識はない」と賄賂性を否定しているという。

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