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安倍元首相銃撃事件を機に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に改めて注目が集まっています。

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「詐欺集団の手下のようだった」 元信者が語る勧誘の手口

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旧統一教会が高額献金者に渡していた経典のセット。全国霊感商法対策弁護士連絡会によると、430万円の献金と引き換えだったという=東京都千代田区で2022年9月16日、春増翔太撮影
旧統一教会が高額献金者に渡していた経典のセット。全国霊感商法対策弁護士連絡会によると、430万円の献金と引き換えだったという=東京都千代田区で2022年9月16日、春増翔太撮影

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者として2013~15年に自ら勧誘活動にも携わった女性が16日、「戸別訪問で勧誘する場合は、統一教会であることを隠し、宗教とも分からないような形で声をかけていた。今思えば詐欺集団の手下のようなことをやっていた」と証言した。この日は被害者救済に取り組む「全国霊感商法対策弁護士連絡会」(全国弁連)の集会が東京都内であり、女性はついたてで姿を隠し、弁護士の質問に答える形で自らの体験を語った。

運勢鑑定で「不安あおられ」

 女性は中部地方に住む主婦。10年夏に自宅の玄関先で掃除をしていたところ、信者とみられる面識がない年配女性の訪問を受けて「家系図鑑定の講演会」に誘われたことをきっかけに、旧統一教会に入信した。夫と義母、息子2人との5人家族で、当時大学生だった長男以外の4人暮らしだったという。

 「うちに来た女性はとても品が良く、明るい方だった。カルチャーセンターのようなところから来たと言われた。『家系図とか興味ある?』と切り出され、ちょうど先祖のことを知りたいなと思っていたので、話を聞いてしまった」

 やがて何度も訪問を受けるようになり、「家系図の先生の鑑定会」に誘われた。「あまり断ると悪い」と思って集会に行くと、講師の講演後に「四柱推命を使った鑑定があるから受けてみて」と促された。

 家族の生年月日などを伝えて、運勢を見てもらった。「長男の身に大変なことが起こる可能性がある。命に関わる。先祖供養のための勉強をしましょう」。その場で言われた言葉は、今は「脅しのようだった」と振り返るが、その時は「お母さんが頑張らないと」と言われて使命感に駆られたという。

 「ワンファミリーセンター」と呼ばれる施設に通うようになり…

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【旧統一教会】

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