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関西電力は17日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)のプルサーマル発電で使用するウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を積んだ輸送船2隻がフランスを出発し、同国の領海を出たと発表した。日本到着は11月ごろになる見通し。燃料を加工する仏メロックス工場でMOX燃料の不良品が多発した影響で、約1年遅れの到着となる。
原料のプルトニウムは、関電の原発の使用済みウラン燃料を仏ラアーグ再処理工場で分離して取り出している。関電は2017年、MOX燃料の集合体32体の製造を日本の会社を介してメロックス工場に委託した。ところが、同工場でプルトニウムがウランと均等に混ざらない不良品が続出。16体は21年11月に高浜原発に同4号機用として到着したが、残りの16体の製造が遅れていた。
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