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国内の値上げラッシュが10月にピークを迎える。食品だけで6500品目超が10月の値上げを予定しており、都市ガスや火災保険料といった生活と密接に関係する料金もアップする見通しだ。8月の消費者物価指数上昇率が約31年ぶりの水準に高止まりする中、「値上げの秋」に家計は、日本経済は耐えられるのだろうか。
「10月値上げ」なぜ集中?
「厳しい環境の中、全社を挙げ合理化、経費節減を続けてきましたが、企業努力だけでコスト上昇分を吸収することは極めて困難。価格改定を実施せざるを得ないと判断しました」。キユーピーは10月1日出荷分からマヨネーズやパスタソースなど93品目を2~20%値上げする。
日本ハム、伊藤ハム、丸大食品も業務用や家庭用のハム、ソーセージの10月1日値上げで足並みをそろえた。ビール大手4社は今年4~6月段階で、ビールや酎ハイなどを同日から1割前後引き上げるといち早く公表して準備を進めている。
外食業界でも、回転ずし大手「くら寿司」「スシロー」が10月1日の価格改定を発表するなど、動きが急だ。「10月1日」値上げの波が、あらゆる業界に広がっている状況だ。
帝国データバンクが上場する食品企業105社を対象に調べた結果、10月に値上げを予定しているのは6500品目超。年明け以降の値上げ品目数が1カ月当たり数百から多くても2500弱で推移してきたことを見れば、10月の突…
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