「家族の一員のよう」天皇陛下、エリザベス女王への感謝の日々

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1975年に来日した際に皇太子ご一家(当時)とお庭を散歩されるエリザベス女王=東京・元赤坂の東宮御所で1975年5月(代表撮影)
1975年に来日した際に皇太子ご一家(当時)とお庭を散歩されるエリザベス女王=東京・元赤坂の東宮御所で1975年5月(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下は19日に英ロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われるエリザベス女王の国葬に参列される。70年の在位期間中、エリザベス女王は皇室の方々と交流を重ねてきた。時にランチやお茶を交えながら、時に乗馬を楽しみながら。家族のように過ごした日々を振り返る。

 「私の英国留学や英国訪問に際しても、さまざまな機会に温かく接していただき、幾多のご配慮をいただいたことに重ねて深く感謝したいと思います」。天皇陛下は9日、女王の逝去を受けてお気持ちを発表した。

 女王夫妻が国賓として来日した1975年5月、上皇ご夫妻は女王夫妻を赤坂御用地の東宮御所に招き、陛下や秋篠宮さま、黒田清子さんと庭を散策している。

 宮内庁によると、陛下はその後、オックスフォード大への留学(83~85年)▽エリザベス女王の次男アンドルー王子の結婚式典参列(86年)▽「JAPAN2001」オープニング行事出席(2001年)の際に英国で女王と会い、親交を深めてきた。

 特に、留学中の84年9月には女王夫妻の招待を受け、スコットランドのバルモラル城で数日間を一緒に過ごした。

 側近によると、温かく家庭的な雰囲気の中で家族の一員のように過ごしたことを、…

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