王室が望んだ「国民に近い」国葬、イギリス史上最大の警備に

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 19日に執り行われたエリザベス英女王の国葬は「比類のない一大イベント」(英BBC放送)となり、英警察当局は未曽有の警備に直面した。

 「英国が直面した史上最大の警備課題だ」。2011年のウィリアム王子(当時)夫妻の結婚式、そして12年のロンドン・オリンピックの警備を指揮した元ロンドン警視庁警備担当部長のボブ・ブロードハースト氏は、英紙ガーディアンにそう語った。今回の国葬は、第二次大戦を勝利に導き1965年に死去したチャーチル元首相以来57年ぶり。大半の王室メンバーや政府、警察、軍関係者にとっては初めての経験となり、対応に追われた。

 今回の国葬の難しさは、「(王室が)葬儀を公開し、国民との距離の近さを望んでいることだ」とブロードハースト氏は指摘する。警察当局は1日当たり約1万人の警官をロンドンの各地に配置したが、万全な安全対策を求められる警備責任者にとっては「全くの恐怖」(同氏)だったとみられる。

弔問外交に一部混乱も

 注目されたのは要人への対応だ。日本の天皇、皇后両陛下やバイデン米大統領ら各国の国家元首クラスが短時間で一斉に集まるため、個別に警備人員を割く余裕がなく、バ…

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