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ヤングケアラー

通学や仕事をしながら家族の介護をする子ども「ヤングケアラー」。将来が左右される深刻なケースも。

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生徒がヤングケアラー「気付いた」 中学6割、小学校4割 教員調査

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ヤングケアラーに関する教職員向けアンケート結果の報告会。対応の難しさも浮き彫りになった=横浜市鶴見区鶴見中央3で2022年9月15日午後3時40分、園部仁史撮影
ヤングケアラーに関する教職員向けアンケート結果の報告会。対応の難しさも浮き彫りになった=横浜市鶴見区鶴見中央3で2022年9月15日午後3時40分、園部仁史撮影

 家族の介護や世話を担う子ども「ヤングケアラー」の早期支援につなげるため、民間団体が横浜市鶴見区の市立小中学校の教職員向けにアンケートを実施したところ、ヤングケアラーとみられる児童生徒に気付いたことがあると回答した教職員が小学校で4割、中学校で6割に上った。15日に鶴見区内で開かれた報告会で発表された。【園部仁史】

 アンケートは、ケアマネジャーや精神保健福祉士でつくる「つるみヤングケアラーラボ」が、鶴見区内の市立小中学校31校(小学22校、中学9校)を対象に今春に実施。小学校の409人、中学校の167人の計576人から回答を得た。政府は抽出した児童生徒に対する実態調査を実施しているが、教職員向けアンケートは珍しく、全国でも4例目という。

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【ヤングケアラー】

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