娘が生き切った18年の証し 176ページの闘病記 届け、その志

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坂野春香さんの絵本や出版した書籍を手にする和歌子さん(右)と貴宏さん=愛知県江南市で
坂野春香さんの絵本や出版した書籍を手にする和歌子さん(右)と貴宏さん=愛知県江南市で

 11歳で悪性脳腫瘍が見つかり、18歳で亡くなるまでの7年2カ月に及ぶ次女の闘病と看護の記録を描いた書籍「春の香り 脳腫瘍と闘い、十八歳で逝ってしまった最愛の娘へ」(文芸社)を愛知県江南市の坂野和歌子さん(49)と貴宏さん(51)が出版した。2人は「限りある命を一生懸命生きた娘のメッセージ。読者が何かを感じ取り、自身の人生の役に立ててくれたらうれしい」と話している。

 2人の次女春香さんは小学6年だった2013年10月、頭痛を訴え、検査を受けた。その結果、左頭頂葉に6センチの脳腫瘍が見つかり、手術で摘出したものの悪性腫瘍と判明。抗がん剤治療が中学1年の夏まで続いた。その後は症状が落ち着き、経過観察が続いたが、高校3年だった19年秋に再発。再び手術に臨んだが20年12月、18歳で帰らぬ人となった。

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