「マイナポイント」で混乱…申請期限勘違いし窓口殺到 3時間待ちも

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
マイナポイント事業の告知看板。マイナンバーカード取得とポイント取得手続きの期限に関する情報も書かれているが文字は小さめだ=神戸市東灘区役所で2022年9月12日午後3時54分、中田敦子撮影
マイナポイント事業の告知看板。マイナンバーカード取得とポイント取得手続きの期限に関する情報も書かれているが文字は小さめだ=神戸市東灘区役所で2022年9月12日午後3時54分、中田敦子撮影

 マイナンバーカードの取得者にポイントを付与する国の「マイナポイント」事業を巡り、各地で混乱が生じている。9月末までにカードの取得申請をした場合、最大2万円分のポイントが付与される仕組みだったが、既にカードを持っている人がポイントの申請期限と勘違いし、自治体の窓口に殺到。2~3時間待ちとなった区役所もある。一方でカードの普及は進まず、総務省は20日、ポイント付与の対象となる取得申請の期限を12月末まで延長した。

 事業はマイナンバーカードの取得を促す狙いで、2020年9月に「第1弾」が始まった。カードの保有者が電子マネーなどのキャッシュレス決済とカードを連携させ、現金をチャージすれば、初回のみ25%(最大5000円分)のポイントが還元される仕組みだ。予算3000億円で、当初の予定を延長して21年12月末まで受け付けた。

この記事は有料記事です。

残り940文字(全文1303文字)

あわせて読みたい

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集