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箱根駅伝、失意の主将を支えたのは「逆転負けアンカー」 創価大学

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真剣な表情で走り込む創価大駅伝部の緒方貴典選手=東京都八王子市で2021年11月4日午後5時53分、吉田航太撮影
真剣な表情で走り込む創価大駅伝部の緒方貴典選手=東京都八王子市で2021年11月4日午後5時53分、吉田航太撮影

 駅伝シーズン幕開け直前の9月、創価大学の主将、緒方貴典選手(4年)はひたむきに走っていた。「箱根を夢のままで終わらせたくない」

 今年正月の箱根駅伝で正選手入りをあと一歩で逃し、中学生の頃から目指してきた箱根路を駆けるには今シーズンがラストチャンスだ。母への恩返し、「あのアンカー」の助言、「教え子」との約束――。多くの思いを胸に脚を動かす。

 緒方選手には熊本・阿蘇中時代に逸話がある。全国大会出場など華々しい実績はなかったが、九州各県の強豪高校から次々と勧誘を受けた。真面目さと誰からも慕われる温厚な人柄を兼ねそなえ、「主将としてチームをまとめられる」との評判が広がったからだ。

 もともと小学生から学級委員を務めるタイプだったが、さらにしっかりしなければと思うきっかけがあった…

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