海女文化継承、調査始まる 海の博物館、三重大が5年ぶり 「磯焼け」進行、休廃業に拍車 /三重

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海藻をかき分けアワビを採取する海女=三重県の鳥羽市立海の博物館提供
海藻をかき分けアワビを採取する海女=三重県の鳥羽市立海の博物館提供

保護育成や実態把握へ

 全国の半数が暮らすとされる鳥羽、志摩両市の海女の操業人数について、鳥羽市立海の博物館は三重大海女研究センターと共同で、5年ぶりに調査を始めた。志摩半島沿岸では近年、急速に藻場が消滅する「磯焼け」の進行に伴い、海女漁のメインとなるアワビの生息数が激減し、休廃業する海女が増えているとされる。海女文化を守り継承していくには正確な海女の実態を把握することが欠かせないとして調査に乗り出した。【林一茂】

 同博物館が海女の調査を行うのは今回で11回目。前回の2017年調査では、鳥羽市で430人、志摩市で230人の計660人が素潜り漁をしていた。1972年に行った1回目の調査では鳥羽市で2068人、志摩市で2056人の計4124人いた。県教育委員会が49年に実施した調査では、鳥羽市で3115人、志摩市で2994人の計6109人が確認されている。

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