西九州新幹線が開業 博多-長崎間、従来より30分短く

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朝焼けの中、長崎駅を出発する西九州新幹線「かもめ」=長崎市で2022年9月23日午前6時17分、徳野仁子撮影
朝焼けの中、長崎駅を出発する西九州新幹線「かもめ」=長崎市で2022年9月23日午前6時17分、徳野仁子撮影

 九州新幹線長崎ルート(西九州新幹線)が23日、武雄温泉(佐賀県武雄市)―長崎(長崎市)間で開業した。全国の整備新幹線計画5路線の中で最後の開業だが、佐賀県内の未着工区間は整備方式が決まっておらず、日本一短い「飛び地」新幹線としてJR九州が運行する。博多(福岡市)発着の在来線特急をリレー方式で接続し、博多―長崎間を従来より30分短い最速1時間20分で結ぶ。

 23日は西九州新幹線の全5駅で地元関係者らが開業を祝い、午前6時17分、満員の乗客を乗せた新幹線「かもめ」の一番列車が長崎駅を出発した。

 かもめは、JR東海のN700Sをベースに、豪華寝台列車「ななつ星in九州」で知られる水戸岡鋭治さんがデザインした。6両編成で運行する。新型コロナウイルス禍の影響が残る中、当面は、かもめと特急「リレーかもめ」を1日44本運行し、利用客の回復状況に応じて週末を中心に臨時便を増便する。新幹線と特急は、武雄温泉のホームで対面乗り換えをする。

 西九州新幹線は1973年、国の整備計画に決定。国は在来線と新幹線を走行できるフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)を開発し、新鳥栖(佐賀県鳥栖市)―武雄温泉の在来線と西九州新幹線で博多―長崎を結ぶ方式で整備が進んだが、2018年に国はFGT開発を断念してフル規格での新幹線建設に方針転換。費用負担の増加などに佐賀県が反発している。開業した66キロの建設費は6200億円だった。【久野洋】

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