「木彫り熊」のTシャツ 発祥の地・八雲町とビームスがグッズ開発

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木彫り熊デザインのグッズを手にする北海道八雲町の岩村町長(右)とビームスジャパンの鈴木クリエイティブディレクター=八雲町で2022年9月14日午後4時58分、三沢邦彦撮影 拡大
木彫り熊デザインのグッズを手にする北海道八雲町の岩村町長(右)とビームスジャパンの鈴木クリエイティブディレクター=八雲町で2022年9月14日午後4時58分、三沢邦彦撮影

 「木彫り熊」発祥の地・北海道八雲町と、セレクトショップ「ビームス」(東京)が協力し、木彫り熊をモチーフにしたTシャツなどの新たなグッズを開発した。戦前の木彫り熊に押されていた焼き印をトレードマークに採用し、伝統とファッション性を兼ね備えたデザイン。同町では2030年度の北海道新幹線札幌延伸に伴い新駅が誕生する予定で、町はグッズをきっかけに全国への知名度アップを図りたい考えだ。【三沢邦彦】

 八雲町の木彫り熊は、尾張徳川家19代当主の徳川義親(1886~1976年)が、スイスの首都ベルンから土産用に持ち帰った全長10センチ弱の民芸品が原点とされる。当時の町は尾張徳川家旧藩士の入植地で、開拓に携わった義親が、農閑期の副業として農民に木彫り熊の制作を勧めた。24(大正13)年には町で北海道第1号の木彫り熊が作られ、その後、北海道を代表する土産物に成長した。

 今回のグッズには焼き印の「やくも」の文字をトレードマークとして使用し、Tシャツ(税込み5500円)やトートバッグ(3色・同3850円)、小物入れ(同1045円)など12品目を制作。エプロン(同8250円)はデニム生地で有名な岡山製、マグカップ(8種・同2200円)や湯飲み(同2200円)は美濃焼きなど、商品の品質にもこだわっている。

 町はホタテなどの海産物が有名だが、新たな特産品に岩村克詔町長は「愛着のわくデザイン。北海道新幹線の札幌延伸に向け、弾みをつけたい」と期待を寄せる。企画開発を担当したビームスジャパンの鈴木修司クリエイティブディレクターは「木彫り熊をきっかけに八雲町の魅力を発信し、町の認知度も上げていきたい」と話す。

 木彫り熊グッズは10月5日から11月2日まで、ビームスジャパン新宿店で販売されるほか、9月14日から公式オンラインショップで先行予約を開始している。

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