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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち20人が死亡、6人が行方不明に。

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知床周辺の「空白域」解消へ 海保が機動救難士配置 沈没事故受け

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機動救難士などが約1時間で到着できるエリア
機動救難士などが約1時間で到着できるエリア

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故を受け、海上保安庁は釧路航空基地(釧路市)に機動救難士を新たに配置する方針を決めた。機動救難士は、海難事故の際にヘリコプターで救助にあたる「エアレスキュー」を主な任務とする。知床周辺を含む道東エリアは「エアレスキューの空白地帯」とも称され、カズワンの事故では悪天候も重なって通報から救助開始まで約3時間かかった。事故発生から23日で5カ月となったが、18人の死亡が確認された一方、今も8人が行方不明となっている。

 海上保安庁は2023年度予算の概算要求で、関連経費として10億3000万円を計上。23年4月に釧路航空基地に機動救難士9人を配置するほか、23年度中に中型ヘリコプター1機を追加配備する方針。

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【知床観光船事故】

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