西九州新幹線開業で通学の足が…JRにメールした大学生のモヤモヤ

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西九州新幹線が開業し、JR長崎駅で「一番列車」の出発の合図をする一日駅長の長濱ねるさん(手前左)ら=長崎市で2022年9月23日午前6時16分(代表撮影)
西九州新幹線が開業し、JR長崎駅で「一番列車」の出発の合図をする一日駅長の長濱ねるさん(手前左)ら=長崎市で2022年9月23日午前6時16分(代表撮影)

 九州新幹線長崎ルート(西九州新幹線)が23日開業した。沿線の各駅が歓迎ムードに包まれた一方、この日から並行在来線となった自治体には将来への危機感も漂う。1973年の整備計画決定から約半世紀。地域交通が大きく変化する節目の日を、関係者はさまざまな思いで迎えた。

1限目の授業に出ようとすると…

 西九州新幹線開業に伴い長崎線の江北(佐賀県江北町)―諫早(長崎県諫早市)は並行在来線となり、肥前鹿島(佐賀県鹿島市)から長崎方面への特急運行は、22日が最後になった。通学の足を失った長崎県立大1年の中村弘一郎さん(18)は23日、鹿島市の自宅から長崎県大村市の高速バス乗り場まで父に車で送ってもらい、集中講義が開かれる同県長与町のキャンパスに向かった。

 これまでは午前9時に始まる1限目の授業に出席するため、午前6時40分に家を出発。同56分に肥前鹿島を出る特急に乗り、バスへの乗り換えを経て8時45分に大学に到着していた。23日以降、長崎方面へは普通のみ運行される。鉄道とバスを乗り継ぎ1限目に間に合うには、午前5時40分に自宅を出る必要がある。

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