燃え尽きからMVPへ エース候補井上愛里沙の挑戦 世界バレー女子

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バレーボール女子日本代表の紅白戦でチームメートと笑顔でハイタッチする井上愛里沙選手(中央)=兵庫県姫路市で2022年8月21日(日本バレーボール協会提供)
バレーボール女子日本代表の紅白戦でチームメートと笑顔でハイタッチする井上愛里沙選手(中央)=兵庫県姫路市で2022年8月21日(日本バレーボール協会提供)

 エリート街道を歩んできた選手が多いバレーボール女子日本代表の中で、新エース候補は異色の経歴を持つ。昨季のVリーグMVP(最高殊勲選手賞)の井上愛里沙選手(27)=久光=は中学で燃え尽き、一時は脱落した。

 逸材が表舞台に戻ってきた背景には、まるでバレーのラリーのような、人々のつながりがあった。

「中学生でやり切った」

 「東レ、東海大、筑波大……、京都・西舞鶴高」。20歳以下の選手が参加する2013年世界ジュニア選手権(チェコ)の日本代表選手の所属を見た時、首をかしげた人は少なくなかっただろう。実業団や強豪大学の選手に並び、高校生で唯一、メンバー入りした井上選手が通う西舞鶴高は、全国どころか京都府内でも、大会で上位進出したことがほとんどない無名校だったからだ。

 「バレーから離れた時期もあったが、いろいろなご縁があって、世界ジュニアに出させてもらったことが一番のターニングポイント。『もっと世界で戦いたい』と思ったことが、ここまでのバレー人生につながっている。感謝しています」

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