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ユニホームの右袖に輝く優勝エンブレムと神宮球場にはためくチャンピオンフラッグ。「これが本物だったことを証明できる1年にしたい」。ヤクルト・高津臣吾監督の思いは結実した。
優勝の大一番、小川泰弘がDeNA・今永昇太とのエース同士の投げ合いに一歩も引かなかった。6回2安打無失点で引き寄せた流れを、序盤の不調から復活した元抑えの石山泰稚、2年連続最優秀中継ぎの清水昇、守護神・マクガフがつないでスコアボードに「0」を並べる。そして九回1死二塁、ルーキーの丸山和郁が左中間を破るサヨナラ打。今季を象徴するような試合展開で歓喜の瞬間を迎えた。高津監督は7度、宙を舞った。
昨季9勝の奥川恭伸が開幕直後にコンディション不良で離脱するなど先発投手陣の苦しい台所事情の中、光ったのはリリーフ陣の奮闘だった。今月24日までのチーム完投数はリーグ最少タイの「4」、先発投手の1試合平均投球イニング数は5・4回あまり。ブルペンにかかる負担は大きかったが、昨季1軍登板のなかった2年目の木沢尚文や4年目の久保拓真らが次々と台頭し、「勝ちパターン」がほぼ決まっていた昨季に比べてバリエー…
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