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アジアの脱炭素、日本が主導 移行金融とアンモニア混焼で促す

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COP26が開催されたグラスゴーの会場=2021年11月9日、信田真由美撮影
COP26が開催されたグラスゴーの会場=2021年11月9日、信田真由美撮影

 日本が脱炭素に向けた新たな金融手法を官民一体でアジアに広めようとしている。温室効果ガスの排出量が多く、早期の脱炭素が難しい産業の低炭素化を長期目線で後押しする仕組みだ。なぜ日本が主導しようというのか。脱炭素は進むのか。取材すると国や地域ごとの事情が見えてきた。

低炭素への「移行」促す投融資

 新たな金融手法は「トランジション・ファイナンス(移行金融)」と呼ばれる。長期的な戦略に基づいた企業の温室効果ガス削減の取り組みを評価して支援する。二酸化炭素(CO2)を多量に排出する石炭や石油などに依存する産業構造のもとでは企業が短期間で脱炭素を達成するのは難しく、長期的に脱炭素へ「移行」するための低炭素化技術や設備に投融資し、脱炭素に向けた「つなぎ」の技術開発を促す。

 脱炭素を支援する金融手法としては「グリーンファイナンス」が既に存在するが、…

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