御嶽山噴火8年、初の避難訓練 登山者に「ビーコン」、動き分析

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風雨の中、避難訓練でシェルターに潜り込んだ登山者=御嶽山山頂直下で2022年9月17日午後0時12分、去石信一撮影
風雨の中、避難訓練でシェルターに潜り込んだ登山者=御嶽山山頂直下で2022年9月17日午後0時12分、去石信一撮影

 2014年9月27日に死者・行方不明者計63人が出た噴火災害があった御嶽山(長野・岐阜県境)で、長野県木曽町などが、登山者に所在地が分かる小型電波発信器「ビーコン」を配布した上での避難訓練をした。町によると14年の噴火災害後、避難訓練は初めて。今後、ビーコンの情報をもとに登山者の動きを分析し、避難計画策定などに役立てる。

 訓練は17日に、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)などと実施した。早朝から町内の登山口2カ所で、登山者にビーコン計約680個を配布し訓練への協力を要請。約9割の登山者が受け取った。登山道各所には、半径20~30メートルの範囲内の信号をキャッチできる受信器を置いた。

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