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双葉町がJR常磐線双葉駅西口に整備している「駅西住宅」(86戸)のうち、10月から入居が始まる25戸が完成し、26日、入居者への鍵の引き渡し式があった。東京電力福島第1原発事故で町を離れていた参加者は、それぞれ古里での生活が再スタートする喜びを語った。
町役場であった式には13人が参加した。伊沢史朗町長の「懐かしい古里に帰れたことを実感してほしい。新しく移住してくる人にも、町のにぎわいを取り戻すための力を借りたい」とのメッセージが読まれ、入居者を代表して白河市に避難中の猪狩敬子さん(79)が鍵を受け取った。
猪狩さんは「近くの墓には震災前に亡くなった夫も眠っていて、これで毎日通える」と喜ぶ。「避難先でも皆さんにお世話になったんですけど、やっぱり最後に落ち着くのは双葉」と話した。
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