武士の町・福岡、商人の町・博多 地図でひもとく二つの町 北九州・ゼンリンミュージアムで企画展 /福岡

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
江戸時代後期の福岡や博多のまちを描いた地図を熱心に鑑賞する見学者
江戸時代後期の福岡や博多のまちを描いた地図を熱心に鑑賞する見学者

成立の過程、時系列的に学ぶ

 地図を通して福岡と博多の町の歴史をひもとく企画展「福多か博愛の街 福岡・博多」が、北九州市小倉北区のゼンリンミュージアムで開かれている。武士の町(福岡)と商人の町(博多)としてそれぞれ独自に発展を遂げながら、県外の人には違いが理解されにくい今の福岡市にある“二つのまち”の成立の過程を時系列的に学べる内容になっている。

 企画展では、江戸時代以降に製作された、いまの福岡市を中心とした地図と資料約30点を展示。会場内の解説によると、「博多」という地名は奈良時代には登場し、交易で栄えた。一方、「福岡」は江戸時代になって武士の町として発展。現在、九州最大の歓楽街として栄える中洲には二つのまちを分ける堅固な門が設けられた。

この記事は有料記事です。

残り474文字(全文797文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月