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安倍晋三元首相銃撃

2022年7月8日、演説中の安倍元首相が銃撃され、死亡しました。その後の「国葬」にも疑念が…。

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銃撃容疑者描く映画 「英雄視せず内面迫りたかった」 監督に聞く

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拘置所で人生を回想する「川上」容疑者。映画「Revolution+1」より=ⒸREVOLUTION +1 Film Partners
拘置所で人生を回想する「川上」容疑者。映画「Revolution+1」より=ⒸREVOLUTION +1 Film Partners

 その作品は「テロリストの賛美」なのか。安倍晋三元首相を銃撃して殺害したとして送検された山上徹也容疑者をモデルとした映画「REVOLUTION+1」。安倍元首相の国葬が行われた27日も含め、全国各地の劇場で28日まで特別版(約50分)が上映中だ。タイミングもあってSNS(ネット交流サービス)などでは批判の声も強く、抗議を受けて上映中止となった映画館も出た。21日にメディア関係者ら向けに先行上映された特別版を見た上で、足立正生監督(83)に意図を聞きに行くと「容疑者を英雄視しているわけではなく、犯行に至る内面を見つめ、問題提起したかった」と語った。【和田浩明】

「問題提起したかった」

 まず、今回上映中の作品について簡単に説明したい。俳優のタモト清嵐(そらん)さんが演じる主人公「川上」は山上容疑者がモデル。手製の銃で事件を起こすまでの過程を獄中で回想する形で、物語は進んでいく。

 父親が自殺して兄が小児がんを患う中、母親が宗教団体の旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に入信して多額の献金をするようになった。貧しい生活を強いられ、大学進学も諦めざるを得ない中、鬱屈した川上はやがて教団への深い怒りを、その最大の支援者の一人と見なした元首相に向け、凶行に走った。その過程を本人の独白を中心に描いている。

 7月8日の銃撃事件後、足立監督は脚本家の井上淳一さんとともに3日間でシナリオの第1稿を書き上げ、…

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【安倍晋三元首相銃撃】

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