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御嶽山(長野・岐阜県境)で、長野県木曽町などが、登山者に所在地が分かる小型電波発信器「ビーコン」を配布した上での避難訓練をした。町によると14年の噴火災害後、避難訓練は初めて。今後、ビーコンの情報をもとに登山者の動きを分析し、避難計画策定などに役立てる。
訓練は17日に、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)などと実施した。早朝から町内の登山口2カ所で、登山者にビーコン計約680個を配布し訓練への協力を要請。約9割の登山者が受け取った。登山道各所には、半径20~30メートルの範囲内の信号をキャッチできる受信器を置いた。
午後0時10分ころ、14年災害と同規模の噴火が発生したと想定し、山中3カ所にある防災無線でサイレンを鳴らすなどして避難を呼び掛けた。山頂付近の人には、山頂のシェルター1基(30人収容)と、山頂直下の3基に入ることを事前に要請しており、山頂直下では30人近くが潜り込んだ。山頂付近以外では、近くの山小屋に入るなどの行動をとる登山者もいたという。
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