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安倍晋三元首相銃撃

2022年7月8日、演説中の安倍元首相が銃撃され、死亡しました。その後の「国葬」にも疑念が…。

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「国家ごっこ」の葬儀=古賀攻

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 ビアスの「悪魔の辞典」は例によって葬式を斜めに定義している。「葬儀屋の懐具合を豊かにさせることによって、われわれが死者に対して敬意を抱いていることを証拠立て……」(岩波文庫版)

 毒交じりにも真理はある。多くの場合、葬儀が死者ではなく生者のためにあることだ。遺族を慰める場として。故人との思い出を慈しむ場として。故人が権勢を誇った人物であれば、弔う主人が継承をお披露目する場にもなる。

 岸田文雄首相が政治的な打算だけで安倍晋三元首相の「国葬」にのめり込んだわけではなかろう。だが、国家の冠をかぶせておきながら、それに見合う厳かさに包まれたのは、日本武道館とその周辺に限られていたように見える。

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【安倍晋三元首相銃撃】

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